教育内容

 | EDUCATION
教育内容
 

東名古屋病院附属であることの特徴

当学院では、病院附属という特徴から実際の病院見学を取り入れた授業を行ったり、現場で働いている先生たちに講義をしてもらったりしています。
例えば、理学療法・作業療法概論では、授業で学んだ後、理学療法と作業療法の臨床現場を見学し机上の知識を確認したり、理学療法・作業療法管理学Ⅰでは、病院組織や役割、運営業務などに関しての知識を深めるため、病院長や事務管理部門の方から講義を受けたりします。

また、言語療法科、薬剤科、放射線科、臨床検査科を見学し実際の業務について講義を受けたり、整形疾患病棟や神経難病病棟など見学したりと患者さんの病棟生活を目の当たりに感じることができます。

その他、臨床実習に入る前に臨床に出向き、観察レポートの書き方について取り組んだり、実際の患者さんに対して評価を行ったりして普段見えない問題に直面することも学びます。さらには、リハ機器を実際に用いて、使用方法や効果などについて体験します。

当学院の教育を支える3つのポリシー

当学院は各学科の教育上の目的を踏まえて次のポリシーを定めております

・アドミッションポリシー(入学者受け入れの方針)

・カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

・ディプロマポリシー(専門士授与の方針)

詳細は以下をご参照ください

理学療法学科3つのポリシー

作業療法学科3つのポリシー

カリキュラム

semina2 seirigakujissyuu ????????

授業計画

2023年度 前期シラバス(1年生)

2023年度 後期シラバス(1年生) 

2023年度 前期シラバス(2年生)

2023年度 後期シラバス(2年生)

2023年度 前期シラバス(3年生)

臨床実習

理学療法学科

臨床実習Ⅰでは総合施設と小児施設の2施設を1週間ずつ行きます。理学療法士の足がかりとなる第一歩であり、理学療法士の仕事、役割を理解することや代表的な疾患をとらえるなどを実際の病院で体験することとなります。

臨床実習Ⅱでは総合施設の2施設を1週間と4週間の計5週間にわたり行くこととなります。基礎医学、臨床医学の理学療法の基本原理についてカリキュラムを終了した後に行われ、実際の患者様に対し直接検査、測定する機会となります。様々な疑問を抱き正しい知識と技術の習得を行うとともに、社会人、医療人としての基本的姿勢を養います。

臨床実習Ⅲでは総合施設(急性期、回復期、維持期)、一般病院(整形外科疾患~神経難病など)、小児施設など様々な施設2施設を7週間ずつに加え、地域理学療法実習として通所リハビリテーション施設または訪問リハビリテーション施設へ1週間行くこととなります。学院で習得する総ての知識と技術を統合する機会であります。

作業療法学科

臨床実習Ⅰでは、身体障害、精神障害、発達障害の各分野に1週間の実習に行きます。臨床実習Ⅰでは、各分野の臨床現場を見学することによって、病院組織・各専門部門や作業療法部門の役割や機能を勉強します。また、多くの患者さんを観察することで2年次の勉強へとつなげていきます。

臨床実習Ⅱでは、身体障害分野を4週間、介護保険領域における施設に1週間行きます。臨床場面では患者さんに必要な情報収集や面接、検査測定などをして評価を行っていきます。

臨床実習Ⅲでは、身体障害、精神障害、発達障害または老年期障害の各分野に6週間の実習に行きます。臨床実習Ⅲでは、臨床現場で患者さんに評価、治療、再評価を行い、作業療法士としての知識や技術を深めることを目標としています。また、発達障害または老年期障害の実習では、卒業後の就労分野を考慮しなるべく学生自身の希望に沿った形で決定しています。最近の情勢を踏まえ、特に身体障害または老年期分野では、急性期から回復期、維持期までの病院や施設へ幅広く選択できようになっています。

愛知で学び、地元で実習

実習地には、国立病院機構のネットワークにより、全国各地に国立病院機構の実習施設があります。条件が合えば、地元に近い場所での実習が可能となり、実家から通うことで身体的・精神的・金銭的負担を減らすことが出来ます。地元に近い場所での実習は、卒業後に地元へ戻り働くイメージにつながるメリットとなります。

成績評価

学修の成績評価は、授業科目ごとに授業担当教員が示す成績評価方法で行われます。点数は100点を満点とし、60点に満たない場合を不合格とします。評価は90点以上を秀(S)、80点から89点を優(A)、70点から79点を良(B)、60点から69点を可(C)、60点未満を不可(D)とします。

GPA制度

GPA(Grade Point Average)とは、成績評価方法の一つで履修科目の成績の平均を数値で表すものです。学修成果をGPAという客観的な数値で評価することにより成績評価をより明確にし、学習意欲の向上・啓発を図るとともに、学生の皆さんの学習指導に役立てることを目的としています。

GPAの算出方法

GPA は、みなさんが履修した各科目の評価に一定のGP を与え、このGP に各科目の単位数を乗じ、その合計を履修科目の総単位数で割って算出します。

GPA の対象となる科目は、5段階評価(S、A、B、C、D)となります。

※認定科目「R」で評価された科目及び「合格」「不合格」で評価された科目は除きます。

それぞれに次のGP(Grade Point)を与えます。

点数 成績評価 GP 合否
90~100 秀(S) 4 合格
80~89 優(A) 3 合格
70~79 良(B) 2 合格
60~69 可(C) 1 合格
0~59 不可(D) 0 不合格

GPAの計算方法は次のとおりとし、計算値は小数点以下第3位を四捨五入、小数点第2位で表記します。

GPA = (4×S の修得単位数+3×Aの修得単位数+2×Bの修得単位数+1×Cの修得単位数)

/総履修単位数

卒業認定の要件

理学療法学科

基礎分野14単位、専門基礎分野30単位、専門分野62単位、合計106単位の授業科目において、単位修得の認定を受けた者は、学院運営会議の議を経て、卒業が認定されます。

卒業を認定された者には専門士(医療専門課程)の称号が授与され、理学療法士国家試験受験資格が取得できます。

専門士授与の方針(ディプロマポリシー)

  1. 必要な知識及び技術を有し、独立行政法人国立病院機構及び社会に貢献できる能力
  2. 臨床を中核に捉え、教育・研究・地域(福祉)に幅広く貢献できる能力
  3. 基礎の充実とともに専門性をもち、応用できる理論・考え方を身につけた能力
  4. チーム医療の中で積極的に信頼関係を築き、協働する能力
  5. 卒業後も自ら学んでいく資質を持ち、自ら主体的に問題解決ができる能力
  6. 常に相手の気持ちを思いやり、医療人としてだけではなく社会人としても的確な行動ができる能力

作業療法学科

基礎分野14単位、専門基礎分野33単位、専門分野64単位、合計111単位の授業科目において、単位修得の認定を受けた者は、学院運営会議の議を経て、卒業が認定されます。

卒業を認定された者には専門士(医療専門課程)の称号が授与され、作業療法士国家試験受験資格が取得できます。

専門士授与の方針(ディプロマポリシー)

  1. 専門職として実践に必要な知識・技術を身につける。
  2. 習得した知識と技術を用いて、論理的に思考する能力と技術を身につける。
  3. 常に向上心を持ち、主体的に問題解決に向けて行動することができる。
  4. 作業療法を利用する人の生活歴、社会的基盤、価値観、文化などの多様性を尊重することができる。
  5. 関連する人々と連携・協働してよりよい人間関係を築くことができる。
  6. 臨床を主とし、教育・研究・地域(福祉)における役割を理解し、独立行政法人国立病院機構及び社会に貢献できる。
  7. 基本的人権を守る倫理観を持ち、社会人として適切に行動することができる。

年間行事

年間学事行事
  1・2年生 3年生 その他
4月 入学式、授業開始 授業開始 学院説明会
5月 全学年統一テスト 全学年統一テスト 学院説明会
6月 健康診断、学生相談会 健康診断、学生相談会、実習指導者説明会 学院説明会
7月 授業終了、前期テスト 授業終了、前期テスト、臨床実習開始 学院説明会
8月 夏季休業   学院説明会、国立病院機構本部主催研修
9月 授業開始   学院説明会
10月 体育祭、学院祭   学院説明会、公開講座、推薦選抜、社会人選抜(理学療法学科)
11月 学生相談会 学生相談会 学院説明会、総合型選抜(作業療法学科)
12月 授業終了、後期テスト、冬季休業 臨床実習終了  
1月 臨床実習開始   一般選抜
2月 臨床実習終了 国家試験  
3月   卒業式、国家試験合格発表  

学院説明会について

年12回 学院説明会が開催され、学校の説明や校内の見学を行います。

※学院説明会の日程はこちらをご確認ください

国立病院機構本部主催専門研修

卒後教育の一環として年2回開催しています。国立病院機構・国立療養所に勤務する、政策医療分野における理学療法士・作業療法士の指導者育成、プログラムの標準化、治療根拠のある方法の提供を目的に企画されたものです。

奨学金について

日本学生支援機構による奨学金制度を主に利用して頂いています。予約採用(入学前の申し込み)が主になっていますので、入学予定の前年に在学している学校を通じて申込みを行ってください。

令和5年度4月現在、奨学生は全25名(新1年生を除く)で、今年度に入学した新1年生は予約奨学生・その他新規申込みの学生と共に今後申請の運びとなります。詳しくは日本学生支援機構、もしくは当学院奨学金担当係までお問い合わせください。その他、日本学生支援機構以外の団体が奨学生を募集することもあります。その際は速やかに学内で情報を発信致しております。また、当学院は高等教育の修学支援新制度の対象機関であり、申請により授業料等の減免を受けられます。詳しくはこちらをご覧ください。

学生支援

学生相談会について

学校ならびに学外で生じる問題について一人では解決しがたい場合、相談者と話し合い、具体的な対処法を検討することも有効な手段であることが多いものです。当学院では学生生活の充実を図ることを目的として、前期・後期において臨床心理士の先生による個別の学生相談会を実施しております。

健康診断

学院が学生の健康状態を把握するとともに、学生が自己の健康状態を知り、健康管理を行っていくことを目的に、毎年春、秋の2回、定期健康診断を実施しています。定期健康診断の詳細は以下の通りです。

   学年   1学年 2学年   3学年
   検査項目  春
 1  問診  ○  ○*1  ○  ○*1  ○*1  △
 2  身体測定  ○    ○    ○  
 3  胸部X-p    ○    ○  ○  
 4  Tスポット  ○          
 5

B型肝炎抗体・C型肝炎抗体

 ○*2     *3 *3  
 6

 感染

(水痘・麻疹・風疹・流行性耳下腺炎)

 ○*2     *3 *3  
 7  検便    *3      *3  

*1:実習施設により別紙問診票あり

*2:1年次に感染症の抗体を検査、医療関係者のためのワクチンガイドライン(第3版)の基準に則り接種            が必要な者を対象に、臨床実習で接種が必要な場合に任意で実施

*3:臨床実習で診断書が必要な場合に実習前に実施

 
このページの先頭へ